USENが金融会社設立へ 零細企業向けに融資

USEN-NEXT HOLDINGS新生銀行は2020年1月にも共同で金融サービス企業を設立することが報じられました。

 

飲食店など零細企業向けに融資やリースを手掛けるそうです。

銀行との取引が薄かった層を開拓するため、顧客のレジの入出金データなどを使い信用力を測る仕組みを活用します。

データを軸とした銀行と異業種の連携が零細企業向けサービスにも広がってきたと報じていました。

 

新会社の名称は「USEN-NEXTフィナンシャル」。

それぞれ2億円を出資し、議決権ベースでUSENが51%、新生銀が49%の株式を保有します。

両社の持ち分法適用会社となります。

主に飲食店や美容室などの零細企業、個人事業主に無担保ローンやリース、割賦販売、事業用クレジットカードを提供するそうです。

 

銀行は財務諸表を基に融資先の信用力を判断するため、創業間もない飲食店などとは取引がしにくいそうです。

USENは音楽配信やタブレット型のレジ、防犯カメラなどを手掛け、全国75万店が利用していて、入出金データや店舗サービスの支払い状況など、財務諸表では見えない情報も把握できます。

 

新会社はこうしたデータや顧客が使う会計ソフトのデータを取り込み、信用力を測る独自のスコアリング(点数化)モデルを開発します。

算出には人工知能(AI)も使うそうです。

当初は新生銀グループの信販会社、アプラスが代理でローンなどを実行するが、数年後は新会社がスコアリングを使い、自ら融資する計画だそうです。

 

会計ソフトや電子商取引(EC)サイトなどの取引データを使った融資はみずほ銀行やリクルートホールディングスなどが手掛けるが、提供サービスを融資に絞っています。

今回の新会社はリースや割賦も提供し、事業立ち上げ時の備品や運転資金の調達まで幅広く対応することを狙います。

 

みずほ銀は20年度にLINEとスマートフォン専用銀行、三菱UFJ銀行は20年に決済用のデジタル通貨の運営会社をリクルートと立ち上げます。

顧客層とデータの拡大をめざし、銀行と異業種の連携が広がっています。