車や家までも行かずにオンラインで見て買う時代へ

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で5月の国内輸入車販売台数は前年同月比でほぼ半減し、来店での商談が当たり前だった自動車販売の現場も変化を迫られていることが報じられました。

 

販売店運営のジャガー東京(東京・世田谷)は6月、商談から納車までオンラインで完結できる販売システムを導入したそうです。

 

このシステムを利用した横浜市在住の男性会社員は「ネットで事前にいろいろ調べていたので、オンラインでのやりとりでも特に不便は感じない」としていました。

最終的に一度は来店する客も多いそうですが、「最初の窓口としてのオンライン商談の効果は予想以上に大きい」と手応えを感じているそうです。

 

一方、自動車販売では販売員の人柄や接客態度が購入の決め手になることも少なくありません。

オンラインではこうした伝統的な手法が伝わりにくい点もあり、ネットを活用しつつ、いかに客との距離を縮められるかが課題だとも報じられました。

 

車と並び、高額消費の代表格であるマンション販売でもオンライン活用が進んでいます。

三菱地所レジデンスは5月下旬、新築分譲マンションのオンライン接客を全国の物件に広げました。

東京都港区にある「高輪ゲートウェイマンションギャラリー」では、担当員がパソコンの画面上で、顧客と仮想現実(VR)のモデルルームなどを一緒に見ながら商談を進めているそうです。

同社のオンライン接客の実績は8月10日時点で、全国40物件で累計413件にも及び、商談全体の5%程度を占めるそうです。

しかも、成約に至った割合はモデルルームでの対面営業とほぼ同じだそうです。

業界として、今後もオンラインと対面の両方を組み合わせ、『新常態』として定着させたいとしていました。