苦戦デパートは電話販売強化 化粧品は想定の5倍の売上に

大手デパート3社の今月前半の売り上げは、新型コロナウイルスの感染が再び拡大し外出を控える動きが強まっていることなどから、去年の同じ時期と比べ大きく減少したことが報じられました。

各社の発表によりますと、今月1日から13日までの売り上げは、去年の同じ時期と比べて、大丸松坂屋百貨店が33%、高島屋が18.7%、それぞれ減少、三越伊勢丹ホールディングスは、今月1日から16日までの売り上げが23.1%減少しました。

各社とも、売り上げを支えていた外国人旅行客の免税の売り上げが90%以上、落ち込んでいるほか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、国内の買い物客の間でも外出を控える動きが再び強まり、売り上げの低下につながっています。

 

デパート各社では、対面での接客を避け、電話やネットを活用した販売を強化するなど外出を控える人たちの消費を喚起する新しい取り組みに力を入れて、売り上げの回復をめざしたいとしています。

新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、夏の商戦で苦戦している東京都内のデパートでは、対面販売が主流の化粧品を電話営業で販売したり、店頭でしか販売しない人気商品の注文を電話やネットで受け付けたりするなど、外出を控える顧客向けの取り組みに力を入れています。

このうち東京・銀座のデパートでは、新型コロナウイルスの感染拡大で16日までの8月の売り上げが、去年の同じ時期より35%落ち込んでいます。
このデパートでは、外国人旅行客の減少で売り上げが大きく落ち込む化粧品売り場で、販売員が客に電話で商品を紹介したり、注文に応じたりするサービスを始めています。

化粧品は従来、販売員が客と対面し、実際にメークを試してもらいながら販売するスタイルが主流ですが、このデパートでは電話販売を取り入れたところ、感染リスクが高いとされる高齢者の客を中心に好評で、売り上げは想定の5倍以上に上っているということです。