経団連 中西会長 春闘では日本型雇用見直し議論をすべき

経団連の中西会長が、来月、事実上始まる次の春闘では新たな時代の雇用の在り方をテーマの一つにし、新卒一括採用や終身雇用など、日本型の雇用システムの見直しを議論すべきだという考えを示したことが報じられました。

 

この中で、経団連の中西会長は日本企業が直面している世界的なビジネスの状況について「製品を大量に作って世界中に輸出して稼ぐという構図が成り立たなくなっていて、顧客に価値を届けるビジネスに転換しないと日本経済は発展できない」と危機感を示しました。

そのうえで、新たな時代の雇用の在り方について中西会長は、「あまり人とぶつからず、主張せず、まじめに仕事をしていけばよいでしょう、ということでは本当に顧客の懐に入って議論して課題を一緒に考えて提案していくという企業活動はやりにくい。一括採用、終身雇用、年功序列ではない処遇を提案していかないとよい人は採れない」と述べ、次の春闘では新卒一括採用や終身雇用などの日本型の雇用システムの見直しについて議論すべきだという考えを示しました。

春闘は来月下旬、事実上スタートすることになっていて、労使間で賃金の引き上げだけでなく、変化の激しい経済状況にあわせた新たな働き方についても議論が交わされる見通しです。