第一生命 支払い手続き自動化

第一生命保険は、2020年度内に保険金支払いの事務手続きを自動化することが報じられました。

 

人工知能(AI)を搭載し、700種類の帳票を読み取り可能な独自の光学式文字読み取り装置(OCR)を活用します。

 

まず保全契約手続きに導入し、その後、給付金手続きなどにも導入を広げる計画です。

 

目視による書類点検や記載内容の入力業務の大半を自動化できるため、20年度には約40%の業務効率化が可能になる見通し。

 

7月に既契約の保全手続きを担う部署に導入し、システムが構築でき次第、保険金支払いを担う部署に展開するとのこと。

 

帳票が定型か非定型かを判断後、帳票の種類に適した製品が文字を認識する仕組みで、記入者の癖が強い手書きの記載や「腹腔鏡下腸管癒着剥離術」といった難読な手術名でも解読できるそうです。

 

AIが読み取り精度に確信を持てない場合、人が対応します。

 

第一生命は契約内容の変更や保険金の支払い事務に関し、1日平均約7万枚の書類を目視で点検しています。

同社所定の保険金請求書などは書式が統一されていますが、病院が発行する診断書などは書式が定まっておらず自動化が困難でした。

そのため、20万件以上の診断書や請求書の手書き文字をAIに学習させて読み取り精度が9割超となったことから導入を決めたものです。

同社は22年までに保全手続きの85%をデジタル化することを目指しています。