生保各社が保有する外国証券の平成29年度の合計額88兆9987億円と過去最高値に

生命保険協会が毎年発表している「生命保険の動向」平成30年版によると、生保各社が保有する外国証券(外国債券や外国株式など)の29年度合計額は88兆9987億円と過去最高となったと報じられました。

 

低金利の影響で円建て資産から、米ドルなど相対的に利回りの良い外貨建てに資産運用の配分を見直した結果てす。

 

生保は従来、利回りの安定した日本国債を主体に運用していましたが、日本銀行の大規模金融緩和による金利低下で、運用益が顧客に約束した利回りを下回る「逆ざや」に陥る恐れが出てきたため、為替変動リスクは大きいが、より高い利回りが期待できる外貨建てへの資産シフトを余儀なくされました。

円安基調と世界経済の拡大で、これまでは外貨建てのメリットが生保の経営を下支えしてきました。

 

ただ、外国証券は、円高になれば資産が目減りする“もろ刃の剣”でもあります。

 

為替変動による損失を回避(ヘッジ)する手段はあるが、コストが高くつくこともあります。