生保 健康増進型に力を

生命保険各社が、保険料割引などで加入者の健康への取り組みを後押しする「健康増進型保険」に力を入れていると報じられました。

 

健康意識を高めて病気を未然に防ぐことで、保険金の支払いや社会保障費の抑制につなげます。

 

明治安田生命保険は4月から、健康診断の数値が良ければ、保険料の一部を還付する新商品を発売し、健康増進分野に初参入します。

健康診断の結果を分析したリポートを作成し、顧客にアドバイスするサービスも行います。

 

第一生命保険が昨年3月から、契約時に健康診断書を提出すれば、保険料を割り引く特約「健診割」を始めました。

提出するだけで保険料が約一割安くなり、さらに診断結果で、血圧などの数値が良ければ、最大2割ほどの割引になります。

 

住友生命保険が昨年7月に発売した特約「バイタリティ」は、健康診断の受診結果や、日々の歩数などで翌年以降の保険料が上下に変動します。

結果次第で保険料が最大で3割安くなりますが、逆に運動が少ないと最大一割保険料が上がる仕組みです。

 

日本生命保険は、商品は販売していませんが、歩数に応じてマイルを付与するサービスを行っています。

 

生保各社が健康増進に取り組むのは、資産運用にとって逆風となる超低金利の長期化や、晩婚化、少子化の進展で保険加入者が減少していることへの危機感があります。

 

生命保険協会によると、2017年度の個人保険の新規契約件数は1727万件と前年より10・5%も減りました。

各社は「健康」を切り口に、保険離れが目立つ若年層を中心に、新たな顧客層を開拓したい考えと報じられていました。