楽天の携帯電話事業への参入、国が認可の見通し

楽天の携帯電話事業への参入が、国から正式に認められる見通しになったと報道されました。

 

報道内容は次の通り。

 

「楽天は、現在の格安スマホと同じ水準の料金プランで、来年10月にもサービスを始めるとしていて、国内の携帯電話料金の低下につながることが予想されます。

一方で全国をカバーする設備投資には時間や費用がかかるため、ほかの携帯電話会社から回線を借りる交渉を急ぐ方針です。楽天は、ネット通販の「楽天市場」などと連携したサービスも提供し、国内の携帯電話市場で10%のシェアに当たる1500万人以上のユーザーの獲得を目指します。

 

楽天の参入によって、国内の携帯電話サービスは、料金の低下やポイントサービスとの連携が一段と進むことが予想されます。

国内の携帯電話市場は、大手3社がおよそ9割のシェアを占める寡占市場で、大手の通信網を借りている格安スマホの事業者は、激しい価格競争で消耗戦を強いられています。

楽天は現在、NTTドコモの設備を借りて格安スマホの事業を行っていますが、あえて自前の通信網を整備して“第4の携帯電話会社”になる道を選びました。これは、自前の通信網を用意して事業規模を大きくすれば、料金プランの柔軟性が高まると見ているからです。

さらに、楽天は、国内の登録件数が延べ9500万件に上るというポイントサービス、「楽天ポイント」も活用する計画です。

楽天は、ネット通販の「楽天市場」をはじめ、スマートフォンで買い物の支払いができる「楽天ペイ」のほか、クレジットカードや保険、証券といった金融サービス、それに、電子書籍の「楽天Kobo」や動画配信の「RakutenTV」などのコンテンツサービスを展開し、楽天ポイントを利用できるようにしています。

すでに多くの利用者を持つこうしたサービスに加え、携帯電話サービスでも「楽天ポイント」を利用したさまざまな優遇策を打ち出し、顧客を囲い込む戦略です。

また、携帯電話の大手3社は、次世代の事業として、無人小型機の「ドローン」や、インターネットと接続できる車の「コネクテッドカー」、それに、あらゆる製品や設備をネットでつなぐ「IoT」といった分野に乗り出しています。

楽天は、こうした事業にも乗り出す意欲を示しています。」