時代の旬と共に進化する損害保険

損害保険は時代を反映した保険商品があることに特徴があると思います。

 

その一つが「ハラスメント保険」。

 

パワハラやセクハラ、性別や国籍などによる雇用上の差別を理由に企業が従業員から訴えられた場合に備えた保険の販売が急増していると新聞報道されました。

 

個人と雇い主の紛争を処理する労働審判制度が2006年に導入されて以降、ハラスメント関連の訴訟が増加し、中小企業にとっては訴訟費用が経営に打撃となりかねないため保険の需要拡大に繋がっているものですね。

 

同様に、体罰やいじめ問題に加え最近は入試の出題ミスなど学校に対する社会の目が厳しくなる中、経済的な損害が生じるリスクが高まっており、これらに備える保険も注目されています。

 

問題が発生すれば被害も甚大で、今年3月には兵庫県福崎町の町立中学校でいじめにあったという男性らが町や元同級生らに総額約1億9000万円の損害賠償を求める訴訟を起こしたほか、昨年7月には埼玉県川越市の市立中学で同級生3人から暴行を受けた少年と市などが約1億9740万円を支払うなど、いじめ問題で学校側の責任を問われるケースは少なくありません。

 

入試の出題ミスに関する報告も増加傾向にあり、文部科学省によると平成12年度は33件だったものが、28年度は255件まで増加しており、ミスが発覚した場合、学生への慰謝料や再入学の手続き、転居費用などが発生すると一人当たり数百万円になることもあります。

 

こうした新しいリスクに対応するための保険は存在します。

 

時代の進化と共に生ずるリスクに対する保険は常に存在するのです。

 

ここに損害保険の強みがあると考えます。

 

学校は特殊性があるので営業は難しいでしょうが、こうした新しいリスクに対応する保険を旬の時に提案できれば、成果に繋がる確率は高く、一定のシェアを確保することは容易かと思います。

 

常に新しいリスクに何があるかを掴み、保険を提案する、まさに「リスクマネジメント」能力が保険代理店に求められています。

 

保険屋からの脱却を目指し20年前にはリスクマネジメントが一時、脚光を浴びましたが、今こそ、リスクマネジメントに取組んで行きましょう。

 

企業自体にもリスクマネジメント管理が求められています。

 

中小企業においては保険代理店が社外取締役になって徹底した管理をすべきだと考えています。

 

保険代理店は、このことを理解して、真のリスクマネジメントを今、目指せば勝ち残れると思いますよ。