日生、中国合弁でシェア拡大 (日刊工業新聞より)

日本生命保険と中国政府系金融の合弁会社である「長生人寿保険」は、銀行や他生保との連携による販路拡大や新商品販売により、現在17位の中国での業界内順位を中長期的に5位以内に引き上げる。

 

4月に発売した訪日医療保険の契約年数を延ばした新商品の開発・販売を検討するなどラインアップを拡充し、シェア拡大を目指す。

 

中国の生保市場は米国、日本、英国に次ぐ世界4位だが、終身保険や年金保険などが大半で医療保険はまだ少ない。長生人寿も以前は資産運用系保険のみ販売していたが、4月に訪日医療保険を発売した。

同保険はがんにかかった場合、日生病院など日本の医療機関での治療に必要な旅費、滞在費、治療費などを保険金でまかなう商品。高い医療技術とホスピタリティーを持つ日本での治療が受けられるとあり、富裕層を中心に好評だ。足元の契約件数は約2000となっている。

新しいタイプの商品ということで、加入しやすいよう契約期間1年で商品開発したが「3年や5年など複数年で加入出来る商品の開発も検討」(市場浩司国際業務部担当部長兼中国室長)する。

保険を利用しなかった時に“祝い金”を贈る仕組みの導入も視野に入れる。さらに、販路拡大のため銀行や他生保、旅行会社など外部との連携も強化する。