患者宅でバーチャル治験

スイスのノバルティスなど世界の製薬大手が海外で、患者宅での臨床試験(治験)に取り組み始めたことが報じられました。

 

患者の自宅での治験は製薬業界が「バーチャル治験」と呼んで導入し始めました。

患者はスマートフォンで注意事項を理解し、参加を申し込みます。

貸し出される無線付き計測器やウエアラブル端末で血圧や心拍などのデータを取り、病院へ送ります。

 

従来は通院する必要があるため被験者が集まりにくく、治験の8割が計画より遅れるといわれていますが、バーチャル治験はウエアラブル端末で働きながら測れます。

これにより、3年かかる治験なら1割以上にあたる4~5カ月短くなるといいます。

 

日本でも実用化が近づいていて、米ファイザー日本法人は年内に始める計画だそうです。

 

世界の製薬会社の研究開発費用は治験が大半を占め、増加傾向。

 

コスト削減と開発の迅速化は各社共通の課題で、ITの活用が進みそうだと報じられていました。