少額短期保険、初の1000億円市場に

簡素な補償内容で身の回りのトラブルに備えて手軽に加入できる少額・短期の保険商品の利用が広がり、売上高にあたる保険料収入は2018年度に初めて1000億円規模に達する見込みであることが報じられました。。

 

保険金額の上限が1000万円以内、期間が2年以内に制限された保険は少額短期保険(ミニ保険)と呼ばれますが、日本少額短期保険協会によると、18年度の保険料収入は1000億円程度、契約件数も800万件超と、それぞれ前年度より1割程度増える見通しです。

 

伝統的な生損保の商品と比べ、補償内容がシンプルで保険料も安いのが特徴で、死亡時の保障を葬儀費用にあてる数十万~100万円程度に抑えたものや、家財が壊れたり、ペットが病気になったりするといった特定のトラブルに備える特徴があります。

 

また、従来型の生損保会社が免許制で資本金が10億円以上必要なのに対し、ミニ保険会社は当局の規制・審査が緩い登録制で資本金は1000万円以上で済むため、異業種の参入も相次いでいます。

 

LINEが損害保険ジャパン日本興亜と組んで18年10月に売り出した「LINEほけん」は、スキー、自転車、飲み会など特定の場面のケガなどに絞って補償し、保険料は数百円程度に抑えるものです。

 

大手が目を向け始めた中で、専門会社は独自性の高い商品・サービスで顧客をひきつけたり、逆に大手と組んだりすることが必要になりそうです。

 

スマートフォン(スマホ)を使い、保険とIT(情報技術)が融合したインシュアテックの「実験場」ともなっており、若年層の取り込みを狙い、新興勢と大手の競争が激しくなってきました。