国民年金 3年ぶりの赤字

自営業者などが加入する国民年金の昨年度=平成30年度の決算は、積立金の運用が伸び悩んだことなどから、3年ぶりの赤字となったことが報じられました。

 

厚生労働省は、サラリーマンが加入する厚生年金と、自営業者などが加入する国民年金の、平成30年度の決算を発表しました。

それによりますと、厚生年金の昨年度の決算は、時価ベースで、歳入が49兆7958億円、歳出は47兆3863億円で、歳入が歳出を2兆4094億円上回り、3年連続の黒字となりました。

一方、国民年金の決算は、時価ベースで、歳入が3兆7359億円、歳出は3兆8130億円で、歳入が歳出を772億円下回り、平成27年度以来3年ぶりの赤字となりました。

これは、国内外の株高が落ち着きを見せたため、積立金の運用が伸び悩んだことなどが影響しているとしています。

また、積立金の残高は、時価ベースで、厚生年金が157兆3302億円と、前の年度より2兆4267億円増えた一方、国民年金は9兆1543億円と、前の年度より667億円減少しました。

国民年金の積立金残高の減少について、厚生労働省は「これまでの運用収入もあるので、年金財政や給付額への影響はない」としています。