動く金融庁 

長引く低金利などで、地方銀行を取り巻く経営環境が厳しさを増す中、金融庁が、ことし3月期に赤字決算となった「福島銀行」に対し、収益力の改善を求める業務改善命令を出したと報道されました。

 

金融庁は、地方銀行を取り巻く経営環境が厳しさを増すなか中長期的に持続可能なビジネスモデルを示すよう去年から全国の複数の地銀を対象に立ち入り検査を続けています。

「福島銀行」は、赤字決算を受けて社長の交代を決めていて、金融庁は、現状で銀行の健全性に問題はないものの、新たな体制のもとで収益力をどう高めていくか報告を求め、監督していく方針です。

人口減少や長引く低金利を背景に、全国の地方銀行の業績は今後、さらに厳しくなっていくことが予想されるだけに、金融庁は、地域経済を支える役割を担う各地銀に対し、今後、再編も含め、抜本的な経営改善を促していく構えです。

地方銀行は「新しいビジネスモデル」の創出を求められていますが、処分庁として20年間も金融庁の元にあった地方銀行に「知恵」は無いと思います。

 

「処分庁」としての金融庁の20年間は「健全経営」を求められ、『検査マニュアル』に沿って運営していれさえしていれば良かったものが、いきなり「育成庁」としての金融庁に180度展開されて、新しいビジネスモデルを創出しろと言われても無理ですよね。

 

日本の銀行は僅か500行ほどしかないのに、『オーバー・バンキング』と言われています。

 

これは、この500行全てが、『同じビジネスモデル』で運営されていることが要因です。

 

そして、ついに7月からは、拠り所だった『検査マニュアル』が無くなります。

 

マニュアル体制、マニュアル行員は崩壊します。

 

外部コンサルティングとしっかり組んで取組んで行かないと地方銀行はすべて崩壊すると考えています。

 

 

保険業界でも、生命保険会社に金融庁が入検し、「完全歩合制」に対して課題を突き付けたり、社会保険逃れをしていて有名な保険代理店に入検し、漸くメスが入ろうとしています。

 

7月で事務年度が変わるこのタイミングでの金融庁の展開・・・・。

 

何かがありますね。