介護費用の総額 初の10兆円超え

高齢化が進むなか、昨年度、介護サービスや介護予防サービスを利用した人は597万人に達し、介護費用の総額は初めて10兆円を超えたことが厚生労働省のまとめでわかったことが報じられました。

 

厚生労働省によりますと、昨年度、訪問介護や通所介護、それに施設介護などの介護サービスを利用した人は517万9200人で、前の年度より8万3300人増加しました。

これに状態が比較的軽い人が受ける介護予防サービスの利用者と合わせると、597万3500人に達しています。

これらのサービスにかかった介護費用の総額は、利用者の自己負担分を含めて10兆1536億円と前の年度より2200億円余り増加しました。

介護費用の調査は介護保険制度が始まったよくとしの平成13年度から実施され、10兆円を超えるのは初めてで、当時と比べて2.3倍に増えています。

介護サービスの利用者や介護費用は、高齢者の人数がピークに達する2040年度ごろまで増え続けるとみられています。

厚生労働省は、介護保険制度を維持していくために利用者の自己負担をどこまで増やすかなど、制度の見直し案を審議会で議論していて、年内にも取りまとめる方針です。