スーパーアプリ、金融機関に脅威

検索サービス「ヤフー」を手掛けるZホールディングス(HD)とLINEの経営統合は、金融の勢力図を塗り替える可能性があると報じられました。

 

「スーパーアプリ」の登場はキャッシュレス決済を広げ、銀行やスマホ決済各社には取引の拡大につながるとの声もありますが、統合会社が決済、証券、保険を一体で提供し、顧客情報を独占すれば脅威だともいわれています。

金融サービスに加え、メッセージ、配車などを一つのアプリで完結するスーパーアプリの利用者が増えると、個人の資産や取引など金融情報を独占してきた既存機関の優位性が薄れます。

金融機関はリアルの店舗を顧客ニーズを探る場とし、商品開発に生かしてきました。

ITとの協業でスマホ金融に力を入れてきましたが、統合会社が顧客情報を集め、サービス開発で主導権を握ると脅威が増します。

 

損害保険ジャパン日本興亜はLINEと組んで1日単位で加入できる少額の保険を発売しました。

三井住友海上火災保険とヤフーは、人工知能(AI)を使った新サービスを準備しています。

若年層向けのスマホ完結型の保険は開発競争が激しく、ヤフーとLINEの統合で重複事業の整理が始まった時の対応が焦点だとしています。

 

主力の決済分野では2000万人の登録者数を抱えるPayPayと3690万人の登録者数を抱えるLINEPayが合体すれば、競合を圧倒します。