コロナ禍で病院の患者2割減

新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出された4月の患者受診数が、前年比で2割減ったことが報じられました。

 

病院より診療所の落ち込みが顕著で、小児科などは4割減少したそうです。

 

医療体制が逼迫し一部で治療が延期されたほか、外出自粛で不要不急の受診を控えた結果とみられると分析されています。

 

健康保険に加入する人口の約6割をカバーする社会保険診療報酬支払基金が公表した4月分の診療報酬請求件数を分析した結果、全体で前年同月比22.5%減少したそうです。

 

4月は病院で19.0%減だった一方、診療所は23.4%減とマイナス幅が大きく、診療所の科ごとに患者数をみると、耳鼻咽喉科と小児科は4割前後減り、眼科も3割超のマイナス、産婦人科や皮膚科は1割減だったそうです。

 

都道府県別では東京、埼玉、千葉の3都県で3割を超す患者減が起きたそうです。

新型コロナの感染者が多く「特定警戒」に指定された13都道府県での減少が目立ちました。

 

政府は4月に電話やオンラインによる遠隔診療を全面的に解禁しましたが、受診減を補うまでには至っていないそうです。日本医師会の診療所への調査では、同月に初診が遠隔診療だった件数は全体の0.2%、再診は1.7%にとどまるそうです。

 

急ぐべき治療が後回しになった可能性もあり、4月の入院を治療内容別にみると、脳梗塞で14.1%、心不全で13.5%、胃がんで7.3%それぞれ減っていたそうです。