「働き方改革」の勉強会に参加して来ました
今の企業にとっての最重要事項は、「健康経営」と「働き方改革」と考えています。
健康経営については、調剤薬局さん等々とお会いしているので、知識はついてきましたが、何か資格かないかと探して、東京商工会議所の健康経営アドバイザーの資格取得中です。
これで、「みんなの健康ラウンジ」の名刺に記載して、企業を回ると効果はあるかと考えています。
では、働き方改革はどうするかということで、東京・神田で開催されたセミナーに参加して来ました。
先生は経営労務総合研究所の靭所長。
わざわざ奈良からセミナー講師で来られました。
因みに、皆さんは来年4月から、働き方改革で何が変わるかご存知でしょうか。
一番は、「年次有給休暇の年5日取得義務」だと思います。
会社に入って半年働けば年10日以上の年次有給休暇が付与されますが、企業は、毎年5日の年次有給休暇を取得させる義務を負うことになります。
違反すると罰金30万円等が課せられます。
企業は「義務」として取得させる必要があるので、今後は使用者が労働者の希望を聴き、希望を踏まえて時季を指定することが出来ます。
「〇月〇日に休んでください」と会社から言われることになるのです。
連続して5日取得するまでは行きませんが、バラバラと5日間は休まないといけないことになるのです。
高度プロフェッショナル制度も創設されます。
一定以上の年収(1075万円以上)が見込まれる特定高度専門業務に従事する労働者については、年間104日以上かつ4週4日以上の休日確保が義務付けられます。
加えて、①インターバル規制、②在社時間等の上限の設定、③1年につき、2週間連続の休暇取得、④臨時の健康診断の実施のいずれかの措置も義務付けられます。
更に、在社時間等が一定時間(1ヶ月当たり)を超えた労働者に対して、医師による面接指導を実施しなければならなくなります。
なかなか手厚いですね。
大手企業の残業過多による自殺者が出てから、一挙に、残業はしない、有給休暇はしつかり取得する等といった働き方改革が進んで来ました。
来年4月からスタートしますが、準備は出来ていますか。
こうしたことは積極的にセミナー等で学ぶ必要があると思います。
アンテナを張っていないとセミナーの案内も入手できません。
常に、健康経営と働き方改革は勉強して行きましょうね。