Dr.ウエノの保険コラム 2017年2月3日版

保険ショップの退店が昨年から相次いでいます。

Dr.ウエノが聞いた要因の一番は「人がいなくなった」というものです。確かに保険ショップから募集人の方が多く離脱していますね。

「保険ショップで経験を積んだので独立して自身で保険ショップを開業してみたい」という方もいらっしゃいますが、ほんの僅か。

 

では、要因は何でしょうか。

元々「固定給」でやっている保険ショップなので、「給与面が問題」で辞めるという話は余り聞きません。「固定給」プラス「歩合給」的な給与体系で10年以上やっていて、その点を理解して保険ショップに入社していますので、問題はありません。

では、要因は何か?

 

直接、現在の保険ショップを辞めたいという方の意見を直接聞く機会がありましたので、ご紹介したいと思います。

 

まず、一つは、「経営者が保険ショップ運営についてスタッフ任せにして口は出すが手は出さない」ことへの不満でした。

「以前は毎月の店長会議等にも積極的に参加しプロモーションの仕方やイベントの取組について一緒に議論し実行していたが、最近は店長会議にも出ず、毎月の成果だけをチェックされて口だけは出す」ことへの不満でした。

 

そして、二つ目は「保険ショップスタート時には経営者の理念が感じられたが最近はお金のことばかりで理念のかけらも感じられない」ことへの不満でした。

 

保険ショップ、保険代理店のトップの皆さん、同じことをしていませんか。

社員は、「お客様の笑顔のために日々頑張っています」。こうした強い気持ちが社員のモチベーションを支えています。保険ショップでは朝10時~夜は20時位まで、しかも年中無休の店舗が多く、シフトを使って週休二日を維持しているとは言え、なかなかハードな仕事内容になっています。ハードな仕事で疲れた体と心を支えてくれているのは「お客様からの『ありがとう』です」。

この想いを経営者から感じられなくなると人心は離れて行きます。

お客様のために本当に頑張っている社員にこうした気持ちは強く、こうした強力な社員に辞められては保険ショップは一挙に運営不能となり、代替要員を探すことも出来ず、「閉店」となっている訳です。

 

寂しいですね。

保険代理店経営者の皆様、こうしたことがないよう常に顧客視線で暖かく社員を見守ってあげて下さい。

 

それでも「退店」せざるを得なくなった場合、店舗を閉める場合には「高いコスト」が生じます。「居抜き」で別の屋号で保険ショップをやって貰うところがあれば、思い切って「人ごと」「箱ごと」「契約ごと」売ってみるというという経営判断は如何でしょうか。

 

損保大型代理店のM&Aの話も水面下で多く噂を聞きます。「募集チャネル」の一つとして保険ショップはやってみたいという方も多いので、意外と簡単に後継テナントは探し出せます。

 

最後にこうした経営判断も頭の片隅に置いておいて下さい。