東京海上 保険金支払いにRPA導入へ

東京海上は、激甚化・頻発化する自然災害対応として保険金支払いプロセスにRPA(ソフトウエアロボットによる業務自動化)を導入することが報じられました。

 

支払いに要する時間について、相次いだ台風などで保険金支払額が膨らんだ2018―19年に比べて年5万時間程度を短縮できる見込みだそうで、人とデジタルの融合で迅速な支払いを目指すとしています。

 

自然災害時に保険金請求の大半を占める自動車・火災保険について、支払いに必要な工程を約200に分類し、その中で、単純作業かつ創出効果時間の大きい約10工程に導入するそうです。

 

具体的には点検業務の一部が対象で、見積書の契約者名など、一部の基本情報がすでに同社のシステムに登録してある内容と整合しているかに関してRPAが判断することになります。

 

従来、1件当たり15分程度かかっていた作業が最大3分程度に効率化できるそうです。

7月の九州を中心とする豪雨災害で、試験的に運用し、有用性を確認できたことで実装したそうです。

 

一方、保険金の見積書と損害写真を見比べ整合性を確認する高度な業務は継続して人が担当します。

自然災害発生時は平時と異なり事故受け付けが短期間に集中します。

コロナ禍で現地に応援社員を派遣することも難しい環境下で、RPAをはじめとするデジタル活用の必要性が高まっていると報じていました。