損保大手3社減益 (毎日新聞より)

損害保険大手3グループは17日、2017年9月中間連結決算を発表した。

米国のハリケーンなど海外の自然災害で保険金支払いが大幅に増加したことが響き、最終(当期)利益は3グループとも前年同期を下回った。

18年3月期の見通しも、それぞれ減益に下方修正した。

今年8~9月に米国を襲った三つのハリケーンと、メキシコで発生した地震に対する3グループの保険金支払総額は2224億円に上り、11年にタイで発生した洪水以来の規模に膨らんだ。9月に日本列島を縦断した台風18号による被害も各社の利益を押し下げた。

一方、売上高に相当する正味収入保険料は、主力の自動車保険が好調だったことや、火災保険の販売が前年に低迷した反動で、3グループとも中間期で過去最高を記録した。

通期見通しは各社とも最終増益を見込んでいたものの、中間決算が大幅な減益となった影響で、それぞれ前年度比減益に修正した。

積極的な海外展開が収益に打撃を与えた格好だが、各グループは「リスクをグローバルレベルで分散することが、収益を安定させる意味で極めて重要」(東京海上ホールディングス)と強調。人口減少で国内市場が縮小する中、海外事業を拡大させる方針だ。