リーズ業者等に対する特別利益提供禁止に関する通達 (ネクタイ派手夫の保険流通革命ブログより)

年末に幾つかの保険代理店とお話しした際に、複数の保険代理店さんから、「リーズ業者等に対する特別利益提供禁止に関する通達が、生命保険協会から配信されたそうで、知ってますか?」と質問され、知らなかったので、教えてもらいました。

内容的には、ネットを活用して見込み客、所謂「リーズ」を獲得するスキームの中で、「現金や電子マネーに交換可能なポイント付与が行われているが、これは、保険業法第300条1項5号に該当する懸念が高い」と考えるというもの。

ウェブサイトを活用して発掘した保険見込客に、現金のキャッシュバックをする行為は特別利益の提供に該当することに異論のある方はないと思います。

この隙間をついて、その後は、「肉」とか「蟹」とかのプレゼントに変換されましたが、こうしたモノも売ろうと思ったら売れるので、対価性があるとして特別利益の範囲とされ、それではと、差し上げるモノの価格を3,000円未満だったら景品法の関係でも問題ないとして色々なリーズ業者が使いましたが、これも2017年3月8日に生命保険協会から出された「保険募集人の体制整備に関するガイドライン」で否定されました。

こうした「いたちごっこ」の中、「ポイント」付与で、お客様に還元するところが出て来ましたが、今回、これも否定された訳です。

リーズを購入するには、リーズ業者が取引先として問題ないのかを保険代理店自身が基準値を設けて選定し、明確な選定理由をもって採用し(金融庁のモニタリングの際には、ここは間違いなく聞かれると思いますよ)、更に、リーズ業者が保険募集行為をしていないかどうかの管理責任を保険代理店が負わされました。

従って、何かリーズ業者で不手際が発生した場合、その責任をリーズを買っている保険代理店が負うスキームになりますが、「リーズ業者は他社」であれば100%自信を持ってやっているとは言い切れないと思います。

そのため、多くのリーズ業者は保険代理店の「マーケティング事業部」に組み入れられ、他代理店には売らないという体制に変化しました。

自社内のマーケテイング事業部であれば、当然管理も出来ますし、日々チェックが出来るので、安心ですよね。

但し、これまで他の保険代理店に販売していたリーズを自社内で対処しないといけませんので、その分だけ募集人の数が必要となります。

リーズ開拓の出来る部署を持つ保険代理店に保険募集人が大量に流れる理由がここにある訳ですが、流石にこれだけ大きく保険業界が変化すると、もう保険業界での「錬金術」は無理だとして、多くの保険募集人が業界から消えてしまいました。

保険募集人はいないのに、リーズだけ開拓しても、採算が合いませんよね。

リーズ業者にとっての最大の問題は、この保険募集人が業界から大量に去っていったことだと思います。

一方で、企業、団体からのマーケット開放依頼が多くなっています。

一般社団法人保険健全化推進機構結心会は北海道から九州までの各地で「質の高い」代理店の集合体ですので、多くの打診をいただいています。

こうしたネットワークが、マーケットを呼び込む時代なのです。

保険代理店のネットワーク自体も少ないですが、来年あたりは勝ち残るためにも、どこかのネットワークに所属されることをお薦めします。

「結心会」はエッジが効きすぎていますが、温かい会なので、是非、体感いただければと思います。

来年2月6日~7日開催の第37回定例会に是非ご参加下さい。

お待ちしています!!