ドラックストア5社 最高益 (日本経済新聞より)

ドラッグストアの業績が好調だ。主要5社の2017年第1四半期の連結決算が9日に出そろい、5社すべての純利益が同期間として過去最高だった。手薄だった食品の品ぞろえを強化。コンビニなどを利用していた消費者を呼び込んだ。16年4月の薬価引き下げの影響が一巡したことも、調剤事業の利益を押し上げた。

 

売上高は5社全てが増加した。各社は10~20店の新規出店を実施。サンドラッグとマツモトキヨシホールディングスは約30店を改装し、冷凍食品や日用品の品ぞろえを強化した。

 

消費者をひき付けるため、食品の販売価格はコンビニなどと比べて割安に設定する傾向があるものの、化粧品や調剤の比較的厚い利幅で吸収。利益率は改善傾向にある。ウエルシアホールディングスでは調剤併設店を増やし、売上高総利益率が29.4%と前年同期比で1.3ポイント上昇した。マツキヨHDも不採算店の整理が前期で一服。利幅の厚いプライベートブランドのボディーソープなどが好調で0.6ポイント改善した。

 

前期は薬価の引き下げがあり、調剤部門の売上高比率が高いスギホールディングスやココカラファインは減益だった。今期は薬価改定の影響が一巡。調剤併設店の増加も手伝って利益水準を押し上げた。ココカラファインは前年に店舗改装による一時閉店があった反動も出た。出店や改装費用がかさみ、販管費は各社とも増えたが、増益で補った。

 

各社とも今期は最終増益を見込む。市場では「医薬品販売の伸びにつながる高齢化などを追い風に、増益基調は来期以降も続く」(JPモルガン証券の村田大郎氏)との声が多い。