ソフトバンクが、フィンテック参入 (ネクタイ派手夫の保険流通革命ブログより)

ソフトバンクグループが損害保険分野の「スタートアップ」Lemonadeへの1億2000万ドル(約135億円)に出資したという報道が流れました。

 

ニューヨークに拠点を置くLemonadeは、2015年に創設され、このスタートアップは、自社を「特定の目的のために構築された、テクノロジファースト、垂直統合型、レガシーフリーの保険会社」であり、世界初のピアツーピア(Peer to Peer)保険会社だと位置づけています。

我々も、「インステック」 or  「インシュアテック」で話をする際に一番最初に取り上げるのが、このLemonadeです。
そこに、まさかのソフトバンク出資!!
流石、ソフトバンク、分かっていますね。
インステックに挑戦している各ベンチャーや企業も仰天したニュースだと思います。

Lemonadeは米国の8つの州で住宅の所有者や賃貸人向けの損害保険を提供しており、計25州で事業認可を取得しています。

 

同社は従来型の保険会社とは異なり、書類手続きや請求プロセスを迅速化するためにチャットボットと機械学習を利用しています。

 

保険料は定額料金制で、未請求の保険金は一部が非営利団体に寄付されます。

 

同社はこれを毎年の「ギブバック(還元)」の一部だと言い表していますが、保険申込時に寄付の目的先を選択することができます。

 

保険料の一部が寄付されるという点で全く新しい保険という評価になっています。

 

そのためには、支払保険金が少ないことが前提となりますので、加入者は相互に言い方が良くないですが、けん制するという特徴を有しています。

 

「保険」という分野では全く新しいカテゴリーに属すると思います。

 

こうした保険も日本に登場する日は近いと思います。

 

国を挙げて、フィンテックに取組み、保険もインステックとして法改正も含めて、国が応援しています。

 

保険の考え方は、恐らくこの10年間で大きく変化すると考えています。

 

そのため、今の保険会社も大きく変化せざるを得ません。

 

残念ながら、これら保険会社にフィンテックの構想が欠如しています。

 

やっている保険会社もありますが、スピード感を考えると、「とりあえずやっとこうか」的発想での動きであり、到底ついていけないと思います。

 

そこに、ソフトバンクが突然、登場した格好になっています。

 

ソフトバンクは「保険」に参入する気はサラサラない会社だと思いますが、「保険」と「共済」の中間のグレーゾーンを行く「Peer to Peer」であれば参入するという事ですね。

 

携帯電話キャリアーと、Peer to Peer は、シナジー性が高いと思います。

 

ソフトバンクの考え方・発想の柔軟な対応とスピード感をもってすれば、10年後の保険業界を仕切っているのは、ソフトバンクかと考えてしまいます。

 

このニュースに危機感を感じた保険会社があれば良いのですが・・・・。